潜在クラス分析(Latent Class Analysis,、略して LCA)というのを勉強する必要性が出てきたので、少し調べました。自分が知らないことを調べる・学ぶときは、多くの人がするように、私もまずネット上で探し、その後、書籍や論文で探します。 潜在クラス分析…
今日は『実証分析入門』を読みました。「入門」というタイトルですが、統計分析の入門ではなくて、統計分析を用いて因果関係を調べる手法の入門です。だから、意外と内容は重い。 実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法作者: 森田果出版社/メー…
この1週間はアウトプット偏重でした。やっていたのは、このブログでちょくちょく書きためていたものを研究計画書に落としこむという作業です。今週木曜日に無事、後期博士課程の願書を提出することができたので、ブログ投稿に復帰します(あと1ヶ月半後が口…
どこかのブログで(どこかは忘れました。ゴメンナサイ)、「名著だ」と書かれてありましたので『図解・ベイズ統計「超」入門』を読んでみました。実はこの本は以前に購入した記憶があります。 でも、引っ越し作業で行方不明に。ちょうど『基礎からのベイズ統…
今回読んだ論文は、Bowden(2009)*1 です。タイトルは「顧客エンゲージメントのプロセス:概念的なフレームワーク」。エンゲージメントの論文をグーグルスカラーで検索をして見つけました。この分野では引用数が多いほうです。 読んでみると、JSR*2の特集号に…
テスト理論はまったくの門外漢です。しかし、マーケティング系の論文を読むときに項目反応理論のことを知っておく必要に迫られて読みました。完全理解というのは目指していないし、(今のところは)項目反応理論を使うことはなさそうなので、読んだのは基礎…
今回読んだ論文は Vivek et al.(2012)*1 です。タイトルは「顧客エンゲージメント:購入を越えて顧客との関係を探求する」。 カスタマーエンゲージメントの関連をグーグルスカラーで検索したときに、今回の論文は引用数が上位に来ているわけではありませんが…
昨日はDBSでマーケティング戦略の授業に1時間ほどお邪魔して、その後、出身のゼミに参加しました。いま3期目の社会人学生の方々ががんばっています。 自分も研究の刺激を受けるために、時間の許す限り、参加しています(そうしないと、だらけてしまうし)。 …
今日は過去読んだ論文を読み直しました。再読したのは、Van Doorn et al.(2010)*1 と Kumar et al.(2010) *2です。 ●Customer Engagement Behavior: Theoretical Foundations and Research Directions ●Undervalued or Overvalued Customers: Capturing Tota…
Springer のハンドブックシリーズから「サービス・イノベーション」がテーマのものが出ています。まったく気づかなかった…。タイトルは " The Handbook of Service Innovation" 。 The Handbook of Service Innovation作者: Renu Agarwal,Willem Selen,Goera…
IoT について、機会があればちょくちょく調べています。その中で、このエントリーはとてもわかりやすかったです。 【ビジネスマン必読】大注目のIoTをどのビジネス誌よりも解りやすくまとめました | アドエビスマーケラボ-AD EBiS Marketing LAB 「インダス…
あまり需要はないかもしれませんが、Google スカラーを使って簡単に自分が気になる研究者の最新論文を追っかける方法を紹介します。現在進行形のテーマの最前線を知っておくには便利な方法です。 1.Google スカラーにアクセス。 2.研究者名+キーワード…
コツコツと読んでいる『基礎からのベイズ統計学』4日目。今回は45ページ第2章の章末問題を解きました。 期待値や分散の公式を証明せよ、という問題が多く、久しぶりに数学の勉強っぽい雰囲気を感じることができました(苦手だけど)。ビジネススクールの統計…
非連続で読む『基礎からのベイズ統計学』3日目は、25~44ページまで進みました。第2章「確率変数と確率分布」の章末問題直前まで。章末問題を解くエネルギーは残っていないので、別の日にやります。 基礎からのベイズ統計学: ハミルトニアンモンテカルロ法に…
『できる研究者の論文生産術』を読んでから、月曜日に2時間、木曜日に1時間、土曜日に1時間(できなければ日曜日に1時間)の時間を設けて、先行研究を読んだり、論文を書く準備をしています。だんだん、習慣づいてきました。 Amazon.co.jp: できる研究者の…
『基礎からのベイズ統計学』を非連続で読んでいくシリースの2回目です。もう自分用勉強ログです。飽きっぽい人間なので、こうやってブログを書くことをできるだけ習慣づけて、学習グセをつけています(あとでまとめて書くこともありますけど)。 前回は13ペ…
ずっとインプットのために論文を読んでいたら、R の操作を忘れそうです。そういえば昨年、マーケティング・リサーチの授業のときに講師をされた他大学の先生は「分析方法はしばらく使ってないと忘れてしまう。なのでその都度思い出してる」と言っていたよう…
ある論文を読んでいて、急に「ラッシュモデル」というまったく知らない単語に出会いました。ネット上を探しても、wikipedia を見てもよくわからない。どうも、このラッシュモデルを理解しないと読めない論文だったので、やさしい本を探しました。 そしてたど…
なんとかブログネタをひねり出します。 最近買って、少しずつ読み進めているのがコレ。『基礎からのベイス統計学』。まえがきで「数I 、II、 A、 B」を履修していれば大丈夫、的なことが書いてありましたが、数式変形の連続で、けっこうしんどい。 数学の中…
いろいろ必要な論文を読んできたので、アウトプットをしています。このブログ自体はアウトプットなんですけど、ブログよりも硬い文章を書いています。 いまやっている方法は次のとおりです。 以前ご紹介したように、WorkFlowy で書きだして、頭を整理し Mery…
現在はサービス研究の先行研究をチェックする時期なので、統計分析の勉強はお休み中。やることはデータ分析をしてこういうことを見つけましたではなくて、こうじゃないかなを検証することなので、まず「こうじゃないかな」を先行研究をもとに作らねばなりま…
最近、WorkFlowy というツールを使っています。研究計画を書くにあたって、自分の問題意識・研究の背景、先行研究、その他いろいろとアイデアを出さなければなりません。 そのときに、メモ帳やエクセルを使って書き出すのもいいですが、もっといいツールがあ…
今日から修了した同志社ビジネススクールの春学期後期の授業におジャマしています。昨年度の受講者は私を含め2名という超少人数クラスだったのに、今年はたくさんいます。ひょっとして、昨年の受講評価でベタボメしたからかも、と思ったけれど、そんなわけな…
今日読んだ論文は、Kumar et al.(2010)*1です。タイトルは「過小評価/過大評価される顧客 総顧客エンゲージメント価値を捉える」。顧客エンゲージメントを量的に表すにはどうしたらいいか、そのフレームワークを提案しています。ぼんやりした顧客エンゲー…
前回「スマート・エクセレンス」という論文*1を読みました。今日読んだのは、それに関係する論文です。タイトルは「文脈視点による価値共創経営: 事後創発的ダイナミックプロセスモデルの構築に向けて」(藤川・阿久津・小野 2012)*2。第一著者・藤川先生の…
今回は「スマート・エクセレンス 焦点化と共創を通した顧客戦略」*1を読みました。スマート・エクセレンスとは「低価格帯の市場にポジショニングし、特定機能に絞って高機能化を図り、従来の多機能・高価格サービスと同レベルの顧客満足を実現」するサービス…
"Handbook of Service Marketing Research" という本の中に、サービス研究についてまとめてくれている表があります。サービス研究は、マーケティング系・工学系・マネジメント系などいろいろな方たちが学際的に進めているので、はじめて足を踏み入れると、と…
今回は価値共創という単語を使う際の注意点についてです。S-D ロジックそのものは新しいビジネスの仕組み・ビジネスモデルではありません。ここ、勘違いされる方も多いので気をつけてください。また、製品や製造業よりもサービス業*1のほうが大事だと言って…
「サービス・ドミナント・ロジックをやさしく説明してみる」の第3回目です。第1回目と第2回目を読まれていない方はぜひ順番に読んでください。 サービス・ドミナント・ロジックをやさしく説明してみる(1) - サービス化する世界 │ The World Is Service. …
「サービス・ドミナント・ロジックをやさしく説明してみる」の第2回目です。今回は S-D ロジックとは何かを説明します。本番です。まだ第1回目を読んでいない方は、ぜひそちからからどうぞ。順番に読んだほうが理解が早いと思います。 サービス・ドミナント…