Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

IoT と価値共創の雑感

 IoT について、機会があればちょくちょく調べています。その中で、このエントリーはとてもわかりやすかったです。

 

「インダストリー4.0」(いんだすとりーふぉー)にも言及しつつ、メーカー側の立場から IoT を教えてくれます。私が IoT を気にしているのは、製造業で一定の成果が得られたら、次はより消費者の日常生活に入り込んでくると思われるからです。

 

S-D ロジック的には製品はサービス(単数形)提供のための道具であって、消費者がそれぞれの状況に合わせて使ってこそ(S-Dロジック的に言うなら、製品が持つリソースと消費者が持つリソースを統合)価値が生まれます。したがって、製品そのものには価値がありませんし、メーカー側が価値を提供することはできません。

 

消費者が製品を使いこなすレベルはまちまちです(持っているリソースは人それぞれなので)。だから、メーカー側はIoT によって、購入したあとの製品の使用時に、消費者へもっとよい使い方を提案したり、モニタリングで新しいサービス(複数形)を追加して、製品の使用価値を高める機会を持てる。

 

価値共創を促進するチャンスが IoT によって増える。たぶん、そんなに遠くない未来なので、いまのうちから価値共創について研究しておけば、すごく役立つんじゃないか。そう思っています。

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