Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

保存版。Rpresentation の記法メモ

.Rpres に関する情報(日本語)が少ない! .Rpres は RStudio で作るプレゼンテーションスライドです*1。こういうことができますよ、という説明ページは見つかるんですが、じゃあどうすればいいかまでは書いていないところが多いです。 というわけで、来月(…

最近読んだ統計分析のオススメ本を2冊

ちょっと端境期です。自分の研究ツールを磨こうと統計学関連の本を読んでいます。この1~2週間で読んでよかったのは次の2つです。 馬場真哉『平均と分散から始める一般化線形モデル入門』 三中信宏『みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう』 背…

RStudio よりもいい環境を求めて…

Rstudio がなんか最近モッサリしてきたので(もともとだったかもしれないけど)、もっといい環境がないかと探しました。 ITエンジニア・プログラマの人たちは、かっこいいエディタを使っているという…。なんかちょっと憧れる。あとはRが簡単に動けばよし。候…

研究者養成合宿「マーケティング 夏の学校」に参加しました

2015年8月10日から12日まで、日本商業学会が催す「マーケティング夏の学校」に参加しました。ざっくり言うと、研究者養成合宿です。 将来、研究者を目指す大学院生を対象にしているようで、事実、ほとんどがそういう方々でした。でも、研究者を目指さない人…

Kobe.R で発表してきました!

社会人の場合、仕事が込み合ってくると、勉強の時間を避けない事態がまま発生します。そういうときもイライラせず、「●日後にはこの状況を抜けるので、次はこういう勉強しよう」とスケジュールを再確認するのがメンタル的にもいいように思います。というわけ…

サービス・マーケティングの北欧派の考えがよくわかる貴重な一冊

今年、翻訳が出た『サービス・ロジックによる現代マーケティング理論』を読みました。なんだか表紙がおしゃれなデザインです。 サービス・ロジックによる現代マーケティング理論: 消費プロセスにおける価値共創へのノルディック学派アプローチ作者: クリスチ…

忙しい社会人が英語論文を読むときのハック

サービス系(というマーケティング論全般)の論文は英語が多く、英語を避けて通れない。スラスラ読めればいいのですがそういうわけにもいかない。 でも、できるだけ省エネ、短時間で読める方法はないかなぁと思って、現在やっている方法をまとめます。英語論…

非ITエンジニアのための Stan と Rstan でベイズな重回帰分析

前回に続いて、Stan と Rstan で重回帰分析を行います。単回帰分析ができれば、重回帰分析はすんなりできます。っていうか、できました。変数が増えただけ、だからです。ほんのちょっぴり、Stan コードを洗練させました(IT系の方には「どこが?」と言われそ…

非ITエンジニアのための Stan と Rstan でベイズな単回帰分析

『基礎からのベイズ統計学』には単回帰分析の例がなかったので、Stan による単回帰分析の練習をしました。今回のエントリーはR および統計の初心者は抜けだした、『基礎からベイズ統計学』を読んでだいたいわかった社会科学系の方が対象です。ITエンジニアや…

ついに読了! 『基礎からのベイズ統計学』 11日目

ついに『基礎からのベイズ統計学』も最後。11回かかりました。1回あたり、16ページを読み進んだことになります。移動中、出張先のホテル、自宅でコツコツ読み進めることができました。 最終章である第8章では、比率の差、相関係数の差、切断データの推測、級…

マーケティング・サイエンスの一端を知る

今日は日本マーケティング・サイエンス学会(略して、JIMS。ジムズって言うとか)の論文誌『マーケティング・サイエンス』とRで学ぶデータサイエンスシリーズの『マーケティング・モデル』第2版を読んでいました。 『マーケティング・サイエンス』は先日、…

サービス経済なんて存在しない! "Service-Dominant Logic" (2014)を読む 2日目

かなり間が空きましたが、 Service-Dominant Logic(2014)を20~30ページまで読了。30ページまでが第1章です。タイトルは "The service-dominant mindeset"。第1章だけ読んでも、だいたいサービス・ドミナント・ロジックについてはわかります。 この章の後…

分布がいろいろ増えるぞ『基礎からのベイズ統計学』 10日目

ついに『基礎からのベイズ統計学』10日目です。今回は第7章を読み進めました。ようやくポアソン分布とか指数分布とか、自分にはなじみにのない分布に慣れてきたところです。第7章では他に、幾何分布、負の二項分布が加わります。 Stan に慣れはじめたところ…

サポートグループ作りたいなぁ… 『できる研究者の論文生産術』

以前、途中まで読んでいた『できる研究者の論文生産術』を再開しました。3ヶ月前に読んでいたと思います。そのときは スケジュールを立てる。 そのスケジュールを死守する。 スケジュール中でやることは、論文を書くために必要なものは何でもOK。 という3つ…

ついにベイズ統計分析をスタート『基礎からのベイズ統計学』9日目

今日から第6章にとりかかっています。前回のエントリーで分析する環境は整えたので、例題や章末問題は無事取り組むことができています(まだ途中だけど)。 Rstan でベイズ分析を行うための環境を作る方法メモ - 人とサービスの研究ノート(量的)hikaru1122…

Rstan でベイズ分析を行うための環境を作る方法メモ

『基礎からのベイズ統計学』第6章以降はベイズ統計学を使った応用例(たぶん基本的で大事な)が紹介されています。こういうのは、実際に自分で分析をして結果を見るのが大切です。ただ『基礎からのベイズ統計学』では、分析環境を整える方法は省略されていま…

知的な文章を書くために問いかける8つの質問

文章を書くこと自体は苦手ではないです。でも、自分の文章を読み返すのがすごく苦手です。苦痛といってもいいくらい。仕事で書いた日報も読み返すと、たいへんエネルギーを使います。 その理由は「書く行為は嫌いではいけど、書いた文章が嫌い」、そして「客…

基礎的なことはこれで終わり『基礎からのベイズ統計学』8日目

今日は第4章と第5章を読み進めました。第3章までなんとかくらいついていたのですが、4章と5章はかなり厳しい…。2つの章の章末問題は飛ばしました(両方とも途中まで解いて、後半の問題で挫折)。あとで戻ってくる余力があるなら、戻ってこよう。 しかしビッ…

マーケティング戦略を復習

今日は修了したビジネススクールのマーケティングの授業におじゃましました。マーケティングの世界にいながら、(一般にイメージする)マーケティングが苦手です。新製品開発とか、製品が●千万本売れたとか、●千億円の売上とか、私の乏しい想像力ではピンと…

顧客エンゲージメントが生まれた背景がわかる論稿

今回読んだのは、Verhoef et al.(2010)*1 です。タイトルは ”Customer engagement as a new perspective in customer management”。日本語だと「顧客管理における新しい視点としての顧客エンゲージメント」。 JSR の顧客エンゲージメントが特集された号の巻…

ポアソン分布や指数分布がわかってきて嬉しい『基礎からのベイズ統計学』 7日目

飛び飛びで読んでいる『基礎からわかる統計学』の7日目です。仕事柄、移動や多いので、新幹線などの電車の中で読んでます。今日は第3章の章末問題を解きました。前回が5日前なので、内容を少し忘れており計算問題には苦労しました。 章末問題はけっこう自分…

ggvis に関する情報のまとめ

もう今週は R と統計分析の勉強ウィークしました。量的研究を志向しているので、こういう勉強もそれなりに必要なのです…。 とはいえ、こればかりはやっていられませんから、ggvis の探求は今日でいったんお休みにしたいと思います。今後の勉強メモとして、必…

ggvis に5時間ほど触れてわかったこと

昨日に引き続き、ggvis をいじりました。仕事が終わってから、下のコースで5時間ほど格闘。開発者の発音によると、ggvis は「じーじーびず」と読むようです。 Data Visualization in R with ggvis | DataCampwww.datacamp.com ggplot2 よりできることは少な…

ggplot2 と ggvis の違い

新しいツールを学ぼうと、R のグラフィックツール ggvis をいじってみました。理由は、datacamp の作図コース*1では ggplot ではなく ggvis が使われているから。ggplot2 のほうがメジャーなので、そちらをしっかり学びたいですが、ggvis しかないので仕方な…

R のアップデートと Rstudio のアップデート方法

【2016年3月13日追記】 Mac では updateR() は使えないです。普通に R をダウンロードして,インストールし直しがよさそうです。 【2015年12月17日追記】 updateR()ですが、R3.2.3 にアップデートするときに使ってみたところ、うまくいきました。なお、RStud…

やっと半分まで来たかな 『基礎からのベイズ統計学』 6日目(飛び飛びで読んでます)

6日目は57~72ページの章末問題手前まで読み進めました。いろいろな分布を例題を通して学ぶことができます。レポート問題、波平釣果問題、3囚人問題再びは興味深かった。ページ数的にはだいたいここで本全体の半分です。 基礎からのベイズ統計学: ハミルトニ…

サービス系の小ネタ

小ネタです。 先日、最寄りの図書館に『宣伝会議』が入っているのに気づました。以前は購読していた(今年の春まで。意外と読まないので解約した)雑誌で、ちょうといい機会なのでバックナンバーをあさってみました。気になったのは次の記事です。 ヒト、モ…

【追記あり 7/26】『基礎からのベイズ統計学』 5日目(飛び飛びで読んでます)

『基礎からのベイズ統計学』5日目から、第3章に入りました。46~56ページを眠気と闘いながら読み進めました。いくつか重要な単語が出てきています。 事前分布 事後分布 MAP推定量(Maxium a posteriori=事後確率最大値) 信用区間 自然共役事前分布 無情報…

Service-Dominant Logic(2014)を読む 1日目

昨年(2014年)に Lusch と Vargo が "Service-Dominant Logic: Premises, Perspectives, Possibilities"*1 という本を出版しています。サービス・ドミナント・ロジックを研究者だけでなく学生や一般向けに、できるだけやさしく、冗長性を持たせて解説した本…

広告論から見たエンゲージメント

けっこう最近まで『宣伝会議』で、磯部光毅さんによる「手書きの戦略論。」という連載がありました。サブタイトルには「基礎から、まとめて、まるわかり。」とあって、初心者向けの読みやすい連載になっていました。 手書きとあるように、文中に出てくる図が…

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