ggplot2 と ggvis の違い
新しいツールを学ぼうと、R のグラフィックツール ggvis をいじってみました。理由は、datacamp の作図コース*1では ggplot ではなく ggvis が使われているから。ggplot2 のほうがメジャーなので、そちらをしっかり学びたいですが、ggvis しかないので仕方ない。
www.datacamp.com
まず、ggvis basics というページを読んで、概要をつかみました。記されているコードをコピべして、練習。なんか、ggplot2 よりも操作が簡素な印象。私が ggplot2 の操作を忘れているせいかもしれません。
http://ggvis.rstudio.com/ggvis-basics.html
ggvis と ggplot2 のおもしろい違いは ~
のあるなし。ggplot2 は aes()
の中に x軸とy軸になるのを入れるのですが、ggvis では aes() がないかわりに、~
を使う。これは「データセットの中の変数」だということを明示するためだそうです。
ggplot(mtcars, aes(wt, mpg)) + geom_point() # ggplot2 の場合
layer_points(ggvis(mtcars, ~wt, ~mpg)) # ggvis の場合
それぞれの図は次のようになります。上が ggplot2 、下が ggvis。背景が元から白のほうが好みかな。あと、点の大きさはデフォルトで ggvis が少し大きいので好み。
ggvis が残念なのが箱ひげ図。なんか変。上が ggplot2 、下が ggvis。たぶん、設定でなんとかなるんだろうけど、なぁ。
p <- ggplot(mtcars, aes(factor(cyl), mpg)) # ggplot2 の場合 p + geom_boxplot()
mtcars %>% ggvis(~factor(cyl), ~mpg) %>% layer_boxplots() # ggvis の場合
以上、ggplot2 と ggvis のちょっとした違いの報告でした。
*1:まだそのコースでは学んでいません。