第1回 Kobe.R annex(犬4匹本 輪読会)開催しました!
2017年9月24日 大阪府立大学・なんばサテライトにて Kobe.R annex 第1回を開催しました。第1部『ベイズ統計モデリング―R,JAGS,Stanによるチュートリアル― 原著第2版』の輪読,第2部 分析ネタなんでもという構成でした。参加者は5名(+会場をご提供いただいた大阪府立大学の先生)。
予定は第6章〜9章の予定だったのですが,8章までとしました。もちろん全員,犬4匹本を購入済みです。以下,輪読会の簡単メモです。
第7章
- JAGS の情報が載っていてわかりやすいウェブサイトがある。
http://ecological-stats.com/tag/jags/
- MCMCスライド集
追加情報: 警告メッセージ: 命令 ''/Library/Frameworks/R.framework/Resources/bin/R' CMD config CXX 2>/dev/null' の実行は状態 69 を持ちました
追加情報: 警告メッセージ: 命令 '/Library/Frameworks/R.framework/Resources/bin/R CMD SHLIB file8dae4ce1404e.cpp 2> file8dae4ce1404e.cpp.err.txt' の実行は状態 1 を持ちました
疑問点
- Gelman-Rubin統計量(184頁)はRハットのことだろうか?
→どうやらそのようです。
- 間引き(thinning)はすべき? すべきでない?
→犬4匹本は基本thinningしない的な立場(191頁)のようだが,thinning したほうがよいという文献もあるらしい。
- thinning をした場合,サンプリング時間はどう変わるだろうか?
→あるモデルで「iteration 1000,thin 1」「iteration 1000,thin 2」「iteration 2000,thin 2」を stan で実行してみると,90秒・90秒・180秒となった。保存されたオブジェクトのデータは8MB, 4MB, 8MB。thinning の設定でサンプリング時間は変わらないが,保存されるオブジェクトの容量は変わる。
第8章
- 参加者の方が8章の便利関数をパッケージ化されました!
参加させていただき、ありがとうございました。
— ヨゼ (@kyusque) 2017年9月24日
8章の便利コマンドですが、パッケージとしてgithubに上げました。
devtools::install_github("kyusque/DBDA2E-utilities", args = "--no-multiarch")
LT枠(分析ネタなんでも)
状態空間モデルについて
共変量バランシング傾向スコアを使った統計的因果推論について
以上です。次回もいずれ開催したいと思います。