Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

書籍紹介 『楽しいR』:初級~中級者にオススメでは?

 先日、豊澤栄治さんが書かれた『楽しいR』を読みました。買ってません。スミマセン(図書館で借りました…)。Amazon でレビューも投稿しましたが、もう少し詳しくブログで書いておきます。

楽しいR ビジネスに役立つデータの扱い方・読み解き方を知りたい人のためのR統計分析入門

楽しいR ビジネスに役立つデータの扱い方・読み解き方を知りたい人のためのR統計分析入門

 


【誰が読むべきか】
少なくとも「Rという名前を聞いたことがあって、自分で触ってみたことがある」という人です。まったくRについて知らない、表紙が楽しそうなので読んでみよう、だと失敗します。


あと、統計分析についてもまったく知らない場合はつらいです。大学などで統計の基本コースを受けたことがある人のほうがいいです。


最後に、ウェブマーケティングの世界をまったく知らない場合もつらいです。元の連載がマーケジンなので、分析例はウェブマーケティング関連のデータです。


まとめると、Rや統計の超初心者ではなくて、初級~中級レベルの方(私を含む)が読まれると、得られることが多いです。


【どう読んだか】
1章からざっと読みました。特に、4~5章は付箋紙でいっぱいです。散布図行列を出す関数は pairs() 以外に知らなかったので、勉強になりました。


また、summary() だけでなく、psych パッケージの describe() もこの本で知ることができました。初級~中級レベルの私にとって、最後の「おすすめのRのパッケージ」は有益です。gridExtra は今度使ってみようと思います。

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