RStudio Cloud による社会人学生への統計教育の実践
Hijiyama.R the Final で LT をしてきました。LT のタイトルは「RStudio Cloud による社会人学生への統計教育の実践」です。RStudio Cloud を使えば,みんな同じ環境でRに触れることができるよ,という内容でした。
月1ペースで社会人学生で統計分析の勉強会をしているのですが,次のような理由で分析する環境を整えるのが結構大変だと思っていました。
PC環境がバラバラで環境構築であきらめることも。
アカウント名が日本語になっていることがよくある。
RStudioやパッケージを全員がちゃんとインストールするのが難しい…。
一人ひとりフォローすればなんてことはないのですが,勉強会は月1で1時間程度で時間がないのです。どうしたもんかと悩んでいたところに救世主が!
使い方はとても簡単。右上の Login から「Log in with Google」で利用できるようになります。ログイン後,しばらく待っているとスタンバイ完了。New Project でプロジェクトを作って,いつものようにRStudioを使うだけ。
動作は重いです。データは右下のペインの「Upload」からアップします。R スクリプトを書いて保存して,URLを共有すれば,すぐに他の人も使えます。違うアカウントでログインすると,右下に作成したスクリプトやデータがありますし,共有前にパッケージをインストールしていたら,そのパッケージも使えます(しかし,rstan とはダメです)。
まとめ
- R を使ってこんなふうに分析できるよという紹介用レベルには使える。
- 重い。
以上です。
補足
kazutan 先生によれば,次のとおりだそうです。
んー、これalpha版で多分test期間中なはず。
— kazutan v3.4.2 (@kazutan) 2017年11月26日
補足2
今日はいつもと違って,Jupyter Notebook + RISE でプレゼンしました。