Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

社会人の皆さんも学会に行こう!

社会人大学生のころは比較的、学術学会の大会(カンファレンスとかコンファレンスなどとも言われる)は行きやすかったです。しかし、修了してフツーの社会人になったは今はちょっと行きづらい。

学生のときは所属先に「●●大学大学院●●専攻」と大学名を書けば、すんなり参加できる気がしますが、普通の社会人のときの所属先は会社名になってしまいます。なんだか浮いてしまっている感じがするんですよね。そして、学会員でなかったらちょっと敷居が高い。参加できないんじゃないか、とすら思ってしまいます。

でも、意外と参加OKだったりします。おもしろそうが学会の研究発表大会があったら、ぜひ事務局に問い合わせてみてください。参加OKまでは簡単です。

  1. 事務局に問い合わせ(※とても丁寧な言葉で問い合わせすること)
  2. 研究大会の大会長に問い合わせが行く
  3. 参加OKという知らせが事務局から届く


という流れ。もちろん参加NGという学会があるかもしれません(いままで3つの学会に問い合わせしましたが、どれも非学会員の参加OKでした)。

さて、私は社会人の方にこそ、学術学会の研究大会に参加してほしいと思います。メリットは次のとおりです。

  • 最新の研究トピックに触れられる。
  • 実務のヒントが得られるときもある。


1番目のメリットは研究に興味がある人だけのメリットかもしれません。しかし、2番目は一般の社会人にとっても大きなメリットになります。

学術学会は専門家の集まりですが、その発表はいろいろな専門に分かれています。なので、自分の知らない業界のことも知ることができます。

私たちは同業の実践・研究のほうが参考になると思いがちです。でも、もし簡単に同じ業界である自分の仕事に適用できるノウハウだったら、すぐに広まっているはずです。そういう意味で同業ばかりを見ていては「素晴らしいだけど、うちにはムリ」というノウハウばかりを知ることになります。

だから、あえて異業種のことを知る必要があります。異業種の実践・研究を見れば、「このネタは活かせそう」というものが1つや2つはあります(なければ、自由な目で見てないのです)。それが最先端のトピックなら、まだ自分の同業ではなされていないことです。

ここに社会人が学術学会に参加する意義があると思います。ぜひ、社会人のあなたも学術学会の研究大会に参加してみませんか?

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