Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

「S-Dロジックの進化と可能性」講演会に参加

先日、2015年3月7日(土)にサービス・ドミナント・ロジックで有名な Vargo と Lusch の講演会に参加してきました。たまたま乗ったエレベーターに2人もいて、ちょっと萎縮。やはり、大きな外国人には緊張してしまいました。


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場所は明治大・リバティータワーの地下1階。意外と参加者は少ない。100人はいなかったかな。アナウンスが開催日に近いためか、それとも興味を持っている人がそんなにいないのか。もっと多くの方に興味を持ってほしいです。

内容はサービス・ドミナント・ロジックの基本から応用まで。提唱者2人から直接に話を聞ける機会は少ない。とても貴重な体験でした。印象に残ったのは「institution, institution」と Vargo がしつこく言っていたことです。

institution は直訳すると「制度」。かっちりした意味ではなく、緩い意味で使われているようです。サービス交換の背後にある、企業や個人のつながり、関係、文化、仕組みなどを広く指しています。

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なお、講演は Vargo と Lusch だけでなく、明治大の井上先生(たいへん素敵な紳士の方です)からもお話がありました。いつもわかりやすい解説で、とても助かります。

近年のサービス・ドミナント・ロジックは1対1のサービス交換だけではなく、広く範囲を広げ、サービス交換が行われるネットワーク、仕組みまで対象にしています。「サービス・エコシステム」とか言っています。

サービス・エコシステムの議論はまだ調べている途中で、あまり理解が進んでいないので、いずれまとめていきたいと思います。

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