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Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

【書籍紹介】『消費者行動論』ベーシック+シリーズ

2015年春に出された『消費者行動論』を読了。こちらの本です。

 

消費者行動論 (【ベーシック+】)

消費者行動論 (【ベーシック+】)

 

 

著者は中央大ビジネススクールの田中洋先生です。実は、この前の日本商業学会の研究大会では通路を挟んですぐ横に座っていました。とっても博識な先生のようです(直接の面識はないです)。


基本編と応用編にわかれているのですが、消費者行動論の最新のテキストなので、事例も新しいものが多いです。応用編は震災以降の消費者マインドの話、シェア消費、コラボ消費、消費者文化論(Consumer Cultuer Theory:CCTと略す)などなど、この分野で最近よく聞く単語がいっぱり解説されています。


これまで私は、消費者行動論については心理学・経済学・社会学文化人類学などのごった煮という印象があって、ぼんやりとした理解しかできなかったのです。しかし、この本を読んで「そういうものだ」と割り切りができた気がします。


読み方としては、基礎編を通読。応用編は興味があるものを読むでOKかと思います。


なお、2010年以降の主な消費者行動論のテキストうち、次のものは読んでいます。それらと較べても今回の『消費者行動論』は読みやすいです。もちろん、この分野に興味がある方は他の書籍と読み比べてみてください。


◆青木『消費者行動の知識 (日経文庫)』(2010)

→薄いです。でも、薄いから読みやすいというわけではありません。それなりに歯ごたえあります。

◆青木・新倉・佐々木・松下『消費者行動論--マーケティングとブランド構築への応用』(2012)
→学部生向けテキストなので、社会人が読むのは時間を効率的に使うという点でちょっと違うかも。難しさは『消費者行動の知識』と同じくらいかな。

◆井上 『消費者行動論』(2012)
→サービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)と価値共創について、やさしい解説があるので、そこだけでも貴重。

◆守口・竹村編著『消費者行動論―購買心理からニューロマーケティングまで』(2012)
→何人かの方は、それぞれの得意分野を書いています。今回の『消費者行動論』とセットで読めば、基礎知識は十分かと。

◆黒田・金『わかりやすい消費者行動論』(2013)
→事例編(実際の研究)は修論の参考になりました。


あとは『ソロモン 消費者行動論』をちゃんと読むだけです。ざっとしか見ていないので。

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