RMarkdown で参考文献を作るときにちょっとつまずいた話
Rを使うドキュメントはできるだけ RStudio内 で完結するように(コピペが面倒なのと,スライドも配布するPDF資料もRStudioでできるので)環境を整えているところですが,参考文献も自動で挿入できるようにしたいと思いました。やってみて,つまずいたところをメモします。
RMarkdown チートシートを見ると,2ページ目に「Citations and Bibliographies」というセクションがあります。YAML ヘッダーに簡単な追記をすればできるようなので,やって見たところ,次のように怒られました。
pandoc: Filter pandoc-citeproc not found
エラーメッセージをそのまま検索すると,こちらの答えがありました。
どうやら,
brew install pandoc pandoc-citeproc
でいいそうです(Mac で homebrew が使える場合)。確かに,pandoc-citeproc をインストールした後は,YAMLヘッダーに参考文献のリスト(.bib)を用意すれば,うまく参考文献が表示されるようになります。
今回,日本語文献だったので,順番がうまくいきませんでしたが,論文ではないので,まぁOKかなと思います。記述したYAMLヘッダーはこちら。
--- title: "Rの操作の復習と簡単な分散分析" author: Hikaru GOTO date: 2017年4月15日(土) output: rmdshower::shower_presentation: self_contained: false theme: ribbon ratio: 4x3 bibliography: mylib.bib csl: journal-of-business-research.csl ---
なお,.bib ファイルの作成はこちらを参考にしました。.csl は zotero のリポジトリからダウンロードしています。JBR は私が比較的よく見る論文誌です。
ちなみに,RMarkdown で参考文献を作るときの公式ガイドはこちらです。RMarkdown で引用するとき方法と参考文献一覧を表示させるは公式ガイドを参照してください。
P.S.1
RMarkdown チートシートは日本語訳もあります。超便利! 感謝。
https://www.rstudio.com/wp-content/uploads/2016/11/Rmarkdown-cheatsheet-2.0_ja.pdf
P.S.2
zotero のスタイルを使った場合は,ネットに接続してないと knit が失敗します。