保存版。Rpresentation の記法メモ
.Rpres に関する情報(日本語)が少ない!
.Rpres は RStudio で作るプレゼンテーションスライドです*1。こういうことができますよ、という説明ページは見つかるんですが、じゃあどうすればいいかまでは書いていないところが多いです。
というわけで、来月(10月3日)の Kobe.R の発表準備用に調べたことをメモしておきます。以下の内容は、「File→New File→R Presentation」のあとで設定するものです。
画像を表示させる。
![](rm.png)
半角の!に、閉じカッコ[]に、丸カッコ()という書式。閉じカッコは代替テキストで、空白の[]
でもOK。画像は作っている .Rpres ファイルがあるフォルダと同じ場所にしておけば、ファイル名を書くだけでよくなります。
スライドのサイズを決める
スライドのサイズを決めるには、ヘッダー部に width と height を入力*2。フォントも指定できる。たとえば、ヘッダー部に次の項目を追加します。
font-family: 'Migu 1M'
width: 800
height: 600
文中にパッケージ名やRコードを強調表示させたい
`head(iris)`
バッククオート(「Shift+@」)で囲めばOK。
文中にRコードを書いて、実行させたい。
`r sqrt(4)`
1つ目のバッククオートのすぐ次に r と半角スペースをつけて、その後に実行したいRコードを書きます。あまり使いみちがないような。簡単な計算くらいですかね。
R コードを結果の両方を表示させたい。
```{r}
head(iris)
```
↑のような表記を「コードチャンク」といいます。バッククオート3つに{r}をつけて、改行してコードを書き、さらに改行してバッククオート3つです。これが基本形です。この基本形にいろいろオプションをつけていきます。
コードだけを表示させたい(実行しない)
```{r eval = FALSE}
head(iris)
```
コードを評価(evaluate)させない、という意味です。
コードだけを表示させたい(実行はさせる)
```{r results = 'hide'}
head(iris)
```
コードを実行させるなら(あまり使いみちなさそうだけど)、上のようにします。
結果だけを表示させたい
```{r echo = FALSE}
head(iris)
```
結果だけを表示させたい(つまり、コードを表示させない)場合は、echo = FALSE
をつけます。
コードチャンクに名前をつける
```{r tashizan}
1 + 2 + 3+ 4 + 5
```
{r のあとに、半角スペースを空けて、ローマ字で参照名をつけます。名前をつけたコードチャンクは、下の記法で利用することができます。
名前をつけたチャンクの結果だけを表示させる
```{r ref.label = 'tashizan', echo = FALSE}
```
名前をつけたチャンクは、ref.label ='チャンク名'
で利用できます。ダブルではなくて、シングルクオートなのに注意してください。
メッセージ、警告文やエラーを表示させたくない*3。
```{r message = FALSE, warning = FALSE, error = FALSE}
library(car)
```
3つのオプションをてんこ盛りしましたが、実際は message だけでいいかもしれないですね。
以上、Rpresentation の記法メモでした。
参考にしたページ
R Presentationでいい感じのテーマといい感じのフォントを使う - Technically, technophobic.