Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

保存版。Rpresentation の記法メモ

.Rpres に関する情報(日本語)が少ない!

.Rpres は RStudio で作るプレゼンテーションスライドです*1。こういうことができますよ、という説明ページは見つかるんですが、じゃあどうすればいいかまでは書いていないところが多いです。

 
というわけで、来月(10月3日)の Kobe.R の発表準備用に調べたことをメモしておきます。以下の内容は、「File→New File→R Presentation」のあとで設定するものです。

f:id:hikaru1122:20150922003025p:plain

 

画像を表示させる。

![](rm.png)

半角の!に、閉じカッコ[]に、丸カッコ()という書式。閉じカッコは代替テキストで、空白の[]でもOK。画像は作っている .Rpres ファイルがあるフォルダと同じ場所にしておけば、ファイル名を書くだけでよくなります。

 

スライドのサイズを決める

スライドのサイズを決めるには、ヘッダー部に width と height を入力*2。フォントも指定できる。たとえば、ヘッダー部に次の項目を追加します。

font-family: 'Migu 1M'
width: 800
height: 600

 

文中にパッケージ名やRコードを強調表示させたい

`head(iris)`

バッククオート(「Shift+@」)で囲めばOK。 
 

文中にRコードを書いて、実行させたい。

`r sqrt(4)`

1つ目のバッククオートのすぐ次に r と半角スペースをつけて、その後に実行したいRコードを書きます。あまり使いみちがないような。簡単な計算くらいですかね。 
 

R コードを結果の両方を表示させたい。

```{r}
head(iris)
```

↑のような表記を「コードチャンク」といいます。バッククオート3つに{r}をつけて、改行してコードを書き、さらに改行してバッククオート3つです。これが基本形です。この基本形にいろいろオプションをつけていきます。

 

コードだけを表示させたい(実行しない)

```{r eval = FALSE}
head(iris)
```

コードを評価(evaluate)させない、という意味です。  
 

コードだけを表示させたい(実行はさせる)

```{r results = 'hide'}
head(iris)
```

コードを実行させるなら(あまり使いみちなさそうだけど)、上のようにします。  
 

結果だけを表示させたい

```{r echo = FALSE}
head(iris)
```

結果だけを表示させたい(つまり、コードを表示させない)場合は、echo = FALSEをつけます。  
 

コードチャンクに名前をつける

```{r tashizan}
1 + 2 + 3+ 4 + 5
```

{r のあとに、半角スペースを空けて、ローマ字で参照名をつけます。名前をつけたコードチャンクは、下の記法で利用することができます。  
 

名前をつけたチャンクの結果だけを表示させる

```{r ref.label = 'tashizan', echo = FALSE}
```

名前をつけたチャンクは、ref.label ='チャンク名' で利用できます。ダブルではなくて、シングルクオートなのに注意してください。 
 

メッセージ、警告文やエラーを表示させたくない*3

```{r message = FALSE, warning = FALSE, error = FALSE}
library(car)
```

3つのオプションをてんこ盛りしましたが、実際は message だけでいいかもしれないですね。  
以上、Rpresentation の記法メモでした。

 

参考にしたページ

R Presentationでいい感じのテーマといい感じのフォントを使う - Technically, technophobic.

Rとウェブの融合(5)ーslidify、R Presentationー

R Presentations – RStudio Support

*1:R Markdown からもスライドを作ることができますが、ちょっと記法が異なります。

*2:自動的に決めるには、autosize: true でOK。

*3:library() を使う時に便利かな。

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