Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

研究者養成合宿「マーケティング 夏の学校」に参加しました

2015年8月10日から12日まで、日本商業学会が催す「マーケティング夏の学校」に参加しました。ざっくり言うと、研究者養成合宿です。

 
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将来、研究者を目指す大学院生を対象にしているようで、事実、ほとんどがそういう方々でした。でも、研究者を目指さない人、どうするかは決めていない人も参加可能な素敵な合宿です。

 
今年で4回目だそうで、場所は神戸市の六甲山にある関西大学 六甲山荘でした。運良く、関西での開催で、運営されている先生にご紹介いただいて参加した次第です。参加してよかったところは次のとおりです。

  • ネットワークができた。
  • 山の中にこもって他にやることがないので、研究をすすめることができた。
  • 自分の研究について、研究者志望および先生方から貴重な意見を得られた。
  • 自分の知らない分析手法、ツールを教えてもらえた。
  • 論文を投稿することに決めた。

 
私には2つ目が重要で、「この分析をやってみたいなぁ。でも、うまい結果が出なかったらイヤだなあ」とウダウダ考えていたことを実際にやれたことです。さらに発表もできました(発表内容は理解されなかったけど)。

 
さて、全体の流れです。初日はお昼12時半に現地集合。だいたい30人ほどいたでしょうか。初日は偉い先生からの講義(研究者としての心構えやどう研究するかという内容)からスタート。

 
講義後の質疑応答で「論文を書いて数日寝かせても、なかなか客観的に自分の論文を読むことができない。恥ずかしいというか…。いったいどうすればよいか?」と質問したのですが、「そんな研究ならやめてしまえ!」と言われたのが衝撃でした。自分の覚悟のなさも思い知ることに。大反省…。穴があったら入りたい状態。

 
その後、2つのグループに分かれて各人の取り組んでいる研究を発表しました。事前課題として研究概要を提出しており、その内容でグループ分けをされたようです。メンバーは21歳からアラフォー(私のような)まで幅広い構成。自分の興味があるものとは違う内容を研究されている方の発表を聞くのは新鮮でした。発表後はフィードバックをみんなで行います。

 
ちょうど半分くらい終わったところで、夕食。18時スタート。なんと規則正しい生活か。夕食が終わると懇親会。エンドレス。ネットワークづくりにはとてもいいものだと思います。私は9時くらいに部屋に戻りましたけど…。

 
2日目は朝から昨日の個人研究発表の続き。私は2日目の発表でした。お昼ごはんのあとに学会長からの懇談会。そして、日本商業学会のジャーナル『流通研究』編集長から、論文投稿のススメ・研究方法のお話がありました。2日目の最後は個人研究発表のさらなる続き。残り2人になったので、手法を変え、とにかく細かく突っ込んでいきました(これはかなりきつい)。

 
なんと、2日目の夕食後も懇親会があって、午前3時まで熱心にコミュニケーションしていたらしいです。若い人すごい。私は8時くらいに部屋に戻りましたけど…。3日目は2日間の振り返りを行って、閉校式後に解散。

 
来年もスケジュールが空いていたら参加したいですね。

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