Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

統計的因果推論の勉強会 第3回を開催しました!

最近,ブログは月1更新。仕事と学生はなんとか両立できていると信じたい・・・。

 
さて,先日,「経営学統計学エンドユーザー*1のための統計的因果推論 勉強会」第3回を実施しました。これで3回目。クローズド*2

 
今回の内容は宮川本と星野本の第3章です。宮川本はパス解析,星野本は傾向スコアについて。星野本は核心に入ってため,難しく,一気に第3章全部はつらいため,60〜69頁をやりました。数式が増えて,本当につらい。

 
宮川本は構造方程式モデリングSEM)の話を中心に組んでみました。みんなが SEM に慣れているわけではないので3つ実例を見ながら進行。また,みかけの相関と選択バイアスについても復習をしました。

 
ちなみに因果ダイアグラムを用いたみかけの相関と選択バイアスについては『岩波DS Vol.3』の中の「相関と因果と丸と矢印のはなし はじめてのバックドア基準」が感動的にわかりやすいです。これは次回の勉強会でみんなで読んでみようと思っています。

岩波データサイエンス Vol.3

岩波データサイエンス Vol.3

 
スライドはこちらです。

 
speakerdeck.com

 
なお,星野本第3章の詳解は↓に載っています。私にはかなり難しくて,理解が厳しい・・・。 d.hatena.ne.jp

 
また,こちらのブログ「調査観察データにおける因果推論」のシリーズも詳しく解説されています。 smrmkt.hatenablog.jp

 
星野本でやれることはやったと思い,『岩波DS Vol.3』を読み直してみるのがいい気がしてきました。次回は岩波DSを題材にもう少し傾向スコアについて勉強を進めていこうと思います。

*1:主に文系で数学的な内容を学んでいくよりは,実際に社会科学の論文を読み書きするできるようになるのが目的

*2:会場が関係者しか入れないところなので

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