Knowledge As Practice

JAIST(東京)で Transformative Service Research に取り組んでる社会人大学院生の研究・勉強メモ

R による整列ランク変換を使った分散分析

整列ランク変換(Aligned Rank Transform:ART)という言葉を聞いたことありますか? 私はなかったです。ART(えーあーるーてぃー。「あーと」ではない)について、Tokyo.R 第61回で LT をしてきました。補足も兼ねて ART についてまとめます。 きっかけ 先…

RMarkdown で参考文献を作るときにちょっとつまずいた話

Rを使うドキュメントはできるだけ RStudio内 で完結するように(コピペが面倒なのと,スライドも配布するPDF資料もRStudioでできるので)環境を整えているところですが,参考文献も自動で挿入できるようにしたいと思いました。やってみて,つまずいたところ…

ggdendro と PAC 分析を使ったサービス学会の発表

2017年3月28日(火)、広島県情報プラザというところで開催されたサービス学会第5回国内大会に参加してきました。仕事以外で広島に滞在したのは小学校の修学旅行ぶりです。 http://ja.serviceology.org/events/domestic2017.html 今回は研究をスタートし始…

R Markdown スライドとPDF 文章(日本語含む)作成メモ

月1回のゼミ前にRを使った統計分析の勉強会をすることになりました。せっかくなので(これまで何度か挫折した)R Markdown でやろうと思い立ち,今回は成功したので資料づくり(スライドとPDF)のメモを書いておきます。自分が忘れないように。 1)R Markdow…

旅人と RStudio

このエントリーは RStudio Advent Calendar 2016 の23日目のエントリーです。ちなみ,本日は Osaka.stan 第2回に参加してきます。 さて,私は仕事柄,出張が多く,2016年は12月末までに224泊する予定です。だいたい1日ごとに移動しています。たぶん,日本で…

ミーハー.R

本エントリーは R Advent Calendar 2016 11日目のものです。 分析ネタではありません。日曜日なので箸休め的なエントリーにしようと思います。 さて,所属している社会人大学院のゼミに2ヶ月ほど前,新しい方が入ってきました。月1回のペースでゼミが始まる1…

rstanで分析をするのに必要なR力(りょく)

Stan Advent Calendar 2016 の 4日目です。非マニア枠です。 本日のエントリーは Stan を普通に使える人、情報科学・データ科学な人を対象にしていません。少し R に慣れてきて、ベイズ統計モデリングにも興味を持ち始めた人向け。ずばりターゲットは次のよ…

5章まで読了『StanとRでベイズ統計モデリング』

昨日はJapan.Rに初参加。4〜5時間ずっとスクリーンを見ていたので眼精疲労がスゴい。8割方よくわからなかった(領域が違うので)けれど,おもしろい収穫もありました*1。 さて,『StanとRでベイズ統計モデリング』を5章まで読み進めました。私は出張が多いの…

4章まで読了。『StanとRでベイズ統計モデリング』

当初1〜8章まででいいかなと目次を見てつぶやいたら,著者の方から「10章も読んだほういい」というアドバイスをいただきました(感謝です。読むモチベーションもあがります)。ということで,1〜8章+10章を読むことを目標にします*1。自分の復習として感想を…

統計的因果推論勉強会 第5回を開催しました!

経営学系統計分析エンドユーザーのため統計的因果推論勉強会第5回を行いました。最近週休3日制を打ち出した某有名大企業の新しいオフィス内での開催で,とても楽しかったです。参加者は7名(クローズド)。 speakerdeck.com 今回は宮川本の第5章(の特にバッ…

勉強会ツールとしての R Notebooks

RStudio をプロジェクタで映すと,ソースエディタが小さく見にくいです。必要なところだけを集中して,見やすくすることってできないだろうか,という動機から,もう1つの選択肢である R Notebooks(あーるのーとぶっく*1)を使えるようにしてみました。 RSt…

R を使うための Jupyter notebook インストールメモ

【2016年9月27日追記あり(いちばん下)】 -- 土曜と日曜(2016年9月24日・25日),石川・品川の人たちと合宿に参加しました。2日目に3時間ほどのRの実習をする機会に恵まれ,つたないながらファシリテーター的な役割を務めました。ゼミは多国籍チーム(4カ…

研究法の向き不向き

昨日から「次世代知識科学特論」というすごい名前のクラスが始まった。JAIST は人間力なんとかとか,大きなタイトルが好きみたい(私は嫌いじゃない)。どういう内容なのかは興味ある人はシラバスで検索してください。 www.jaist.ac.jp この授業は,集中して…

研究ノート代わりのブログ

たまたま読んだ向後千春先生(ハンバーガー統計学・アイスクリーム統計学でおなじみ)のブログと『きょうから日記を書いてみよう 2』に刺激を受け(大人なら10分で読める本),少しずつ更新頻度を上げてみる*1。 kogo.hatenablog.com きょうから日記を書いて…

統計的因果推論の勉強会 第4回を開催しました!

毎月下旬恒例,統計的因果推論勉強会(第4回)を開催しました。今回の範囲は宮川本 第4章と星野本 第3章「IPW推定量」のところ。スライドはこちらです。 speakerdeck.com 口頭での説明を加えて進めています(スライドだけではいろいろ不足しているかと)。今…

統計的因果推論の勉強会 第3回を開催しました!

最近,ブログは月1更新。仕事と学生はなんとか両立できていると信じたい・・・。 さて,先日,「経営学系統計学エンドユーザー*1のための統計的因果推論 勉強会」第3回を実施しました。これで3回目。クローズド*2。 今回の内容は宮川本と星野本の第3章です。宮…

統計的因果推論の勉強会 第2回を開催しました!

宮川本と星野本の第2章が今回の内容です。毎月それぞれ1章ずつ読み進めています。参加者は私を含めて7人くらい。減ると思って心配していましたが,前回より増えてよかったです。 使用したスライドはこちらです。 speakerdeck.com 第2章はどちらも導入部の終…

統計的因果推論の勉強会の1回目を開催しました!

2016年5月28日に統計的因果推論のクローズドな勉強会を開催しました。参加者は5名でした。私を含め全員が非専門家ですので「学び合い」がキーワードです。 対象は下のスライドにあるとおり,経営学を学ぶ統計学エンドユーザーです。進行は,私が宮川本と星野…

統計的因果推論の勉強会の前準備

きっかけは,先月の月1ゼミでした。3時間のゼミのうち,はじめの1時間は輪読をしています。その中で私が「統計的因果推論というものがあるらしい」と情報共有をして,その後「日本社会心理学会 春の方法論セミナー」のページを紹介したところ,先生が興味を…

博士後期課程に入学しました

2016年4月から JAIST 東京社会人コース 博士後期課程の学生になりました。知識科学系です。 たぶん今後、大学院名に「北陸」が付いているから、「場所は東京なんですよ」と誤解を解くセリフを何回もする難行が待ち構えてるんだと思います。また、所属研究科…

サービス学会 国内大会 第4回@神戸に参加してきました

ここ最近、統計の勉強そっちのけでずっと参加報告ばかりですが、そういう時期なんです…。2016年3月28~29日に神戸大学で開催されたサービス学会第4回国内大会に参加しました。実際に参加したのは29日だけです。本当は2日間にしたかったんですが、仕事やら何…

行動計量学会 春の合宿セミナーに参加

機械学習(Aコース)ではなく、統計分析のコース(Bコース)を選びました。2016年3月25日~27日の3日間開催されるのですが、仕事やその他の都合で25日夜~26日の夕方までの参加です。 概要はこちらのページにあります。 http://www.bsj.gr.jp/event/spring_s…

量的アプローチによる価値共創の研究発表@第6回知識共創フォーラム in 金沢

先週(2016年3月12〜13日),金沢で開催された第6回知識共創フォーラムで発表をしてきました。相馬・清水(2015)*1に大きく影響を受けた分析の結果発表でした。もともと潜在ランク理論はどこかで知っていて,自分の研究に使えそうだなぁと思っていたところ…

その有意差に意味あるの? ~ノンパラメトリック検定と効果量の出し方~

Kobe.R 第24回で発表をしてきました。今回は来週日曜日に金沢で発表する内容のデータ分析部分(特にRの操作)をメインに切り出したものを発表しました。 ↓使用したスライドはこちらにあります↓ RPubs - Rによるノンパラメトリック検定と効果量の出し方 slide…

論文「顧客収益性の統計的分析」を読む

最近、統計分析の学習をしていなかったので、勉強になる論文を読んでみました。マルチレベル分析の経営学での応用事例を検索していて見つけたものです。偶然というか、第1著者は私の専門職学位論文の分析パートをチェックしてくださった先生、第3著者は専門…

サービス・マーケティング3つのパラダイム

イタリアのマーケティング学会誌(たぶん)の Editorial*1 が勉強になったので、自分用メモ。著者は Evert Gummesson。日本では、ガメソンとかグメソンとかグマソンとか呼ばれています。たぶん、いちばん近い発音はグマソンかと。ストックホルム・ビジネスス…

今年のデータ分析の学習はじめはドキュメント作成からスタート

今年は Reproducible research を意識したいです(下のスライドが参考になります)。昨年はデータと分析結果がとっ散らかって、自分が分析した手順・内容を忘れしまい、何度も同じことを繰り返すことがありましたので…。 Rでreproducible research from sfch…

研究業績

論文 専門職学位論文「価値共創が与える歯科医院の患者維持構造への影響分析」(学内で優秀ソリューションレポートに選定) 論文へのリンク(PDF) 口頭発表 第6回知識共創フォーラム シーズセッション「価値共創を促進する意義はあるか? ~TSL尺度開発に…

Rによるカテゴリカルデータ分析事例(3) ~{rms}パッケージによる順序ロジスティック回帰~

●2016年1月3日 追記 本エントリー中で使っている makedummies() がさらに便利に使えるようになっています。 アップデート版の使い方はコメント欄を参照してください。 以上、追記終わり。 ---- 前回までに、あるサービスを受けた500人の顧客の満足度および変…

Rによるカテゴリカルデータ分析事例(2) ~(1) の補足:等分散性を確認していたか?~

前回のエントリーを書いたあと、現在は手に入りにくい本『Rによる統計解析の基礎』(私は買いました)の最新版『Rによる保健医療データ解析演習』を確認し、さらに「マイナーだけど最強の統計的検定 Brunner-Munzel 検定」を読むと、ウィルコクソンの順位和…

Rによるカテゴリカルデータ分析事例(1)  {coin}パッケージによるウィルコクソンの順位和検定とクラスカル・ウォリス検定

先日(2015年12月26日土曜日)に開催された Kobe.R 第23回で発表を行いました。当日はちょっと風邪気味だったため、あまり準備ができず、テキトーな内容になってしまいました…。そのため、ここで補足をしたいと思います。 kobexr.doorkeeper.jp 発表タイトル…

Rでダミー変数をつくる。makedummies 関数で。

●2015年12月28日 追記 makedummies 関数の作者の方から、コメントで情報をいただきました。 以下のように、 install_github で 簡単に makedummies が使えるようになっています。 ## devtools がなければインストール→ install.packages("devtools") library…

Rによる級内相関係数(ICC)の2つの出し方

2~3ヶ月前から、マルチレベル分析*1を学んでいます。分析自体はできます(便利なことに、コード1行でできるので)。しかし、手持ちのデータでマルチレベル分析を使うべきなのかどうか、迷います。そんなときは級内相関係数(ICC)を確認するのが一般的なよ…

読了 『完全独習 ベイズ統計学』(2015)

個人的に大きなイベントが終わり、うまくいきそうなので、学びと研究を再開です。 リハビリとして、今年11月に出版された『完全独習 ベイズ統計学入門』を読んで、ブログを書きます。本の詳細は下をクリックしてください。 完全独習 ベイズ統計学入門作者: …

統計学エンドユーザーのための JAGS 入門

岩波データサイエンス vol.1 のどこかのページに「初心者はJAGS(BUGS)」と書いてあったので*1、こつこつ学び始めています。世の中は Stan 大人気ですが、気にしない…。まず JAGS に慣れてから Stan をやります…。本エントリーは、前回のエントリーと多くが…

JAGS と Stan と lm

ここ最近、GLM や GLMM の学び直しをしていました。みどりぼんも2周目になり、6~7割は理解できるようになったと思います。そこで、唐突ですが3ヶ月ほど前に Stan&Rstan でやった、単回帰分析を JAGS&rjags でやります。元ネタ(?)はこちら。 hikaru112…

「ドットなしRprofile」に気をつけよう。最近の R 事件簿

ここ1~2週間、R関連の不具合で消耗していました。たぶん、私のような憂き目にあう人はいないかと思いますが、いちおう備忘録として書いておきます。 1.以前動いていた Rstan が動かない。 glmmstan が便利そうだなと思って、使ってみたのですが、コンパイ…

RStudio より軽くてサクサク。Sublime で R コンソールと連携

【追記 2016年4月26日】 sulibme text3 で R-box が動くという情報をいただいています。 コメント欄をご参照ください。 【追記 2016年3月24日】 私の環境(windows10, sublime text3)ではうまく動いていません。 現在はRstudio 使ってます…。 このブログの…

「データ解析ハッカソン無料対策講座」に参加しました

日曜日(2015年10月25日)は、ソレイユデータ道場が開催した「データ解析ハッカソン無料対策講座」に参加してきました。これは、2015年11月7日に開催される「第一回データ解析ハッカソン」の事前準備講座的なものです(たぶん)。 ちなみに11月7日に開催され…

サービス・ドミナント・ロジックの日本語文献

先日、ブログのコメントで大学生の方から質問を受けました。質問内容は「サービス・ドミナント・ロジック(以下、S-D ロジック)の文献を知りたい」的なもの。抽象的な内容が多いので、いろいろな説明を読んで理解を深めたいという趣旨だと思います。 コメン…

MCMC の理解を深めるベイズ統計スライド厳選集

別にクルマを運転するのに、クルマやエンジンの構造を知らなくても運転できる。スマホも電波のことやタッチパネルの動作原理を知らなくても、スマホは使える。冷蔵庫がどうして冷えてるかなんてわからなくても、自然と使ってる。 でも、どうして動くのか、構…

Kobe.R で発表「しません」でした

2015年10月3日(土)は Kobe.R に参加してきました。20名弱の参加だったと思います。グランフロント大阪・ナレッジサロンのミーティングルームを使っての開催でした。今回は発表者が多く、私も発表する予定でしたが、時間的に断念しました。 発表する予定だ…

ベイズ推定はベスト!?

少し前から『Doing Bayesian Data Analysis』を読んでいます。 Doing Bayesian Data Analysis: A Tutorial with R, JAGS, and Stan作者: John Kruschke出版社/メーカー: Academic Press発売日: 2014/11/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 著者…

第11回「価値共創型マーケティング研究報告会」に参加してきました

2015年9月27日(日)は大阪産業大 梅田キャンパスにて、「価値共創型マーケティング研究会」に参加してきました。これは日本マーケティング学会のリサーチプロジェクトの1つで、定期的に東京と大阪で開催されています。前回は参加できなかったので(っていう…

保存版。Rpresentation の記法メモ

.Rpres に関する情報(日本語)が少ない! .Rpres は RStudio で作るプレゼンテーションスライドです*1。こういうことができますよ、という説明ページは見つかるんですが、じゃあどうすればいいかまでは書いていないところが多いです。 というわけで、来月(…

最近読んだ統計分析のオススメ本を2冊

ちょっと端境期です。自分の研究ツールを磨こうと統計学関連の本を読んでいます。この1~2週間で読んでよかったのは次の2つです。 馬場真哉『平均と分散から始める一般化線形モデル入門』 三中信宏『みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう』 背…

RStudio よりもいい環境を求めて…

Rstudio がなんか最近モッサリしてきたので(もともとだったかもしれないけど)、もっといい環境がないかと探しました。 ITエンジニア・プログラマの人たちは、かっこいいエディタを使っているという…。なんかちょっと憧れる。あとはRが簡単に動けばよし。候…

研究者養成合宿「マーケティング 夏の学校」に参加しました

2015年8月10日から12日まで、日本商業学会が催す「マーケティング夏の学校」に参加しました。ざっくり言うと、研究者養成合宿です。 将来、研究者を目指す大学院生を対象にしているようで、事実、ほとんどがそういう方々でした。でも、研究者を目指さない人…

Kobe.R で発表してきました!

社会人の場合、仕事が込み合ってくると、勉強の時間を避けない事態がまま発生します。そういうときもイライラせず、「●日後にはこの状況を抜けるので、次はこういう勉強しよう」とスケジュールを再確認するのがメンタル的にもいいように思います。というわけ…

サービス・マーケティングの北欧派の考えがよくわかる貴重な一冊

今年、翻訳が出た『サービス・ロジックによる現代マーケティング理論』を読みました。なんだか表紙がおしゃれなデザインです。 サービス・ロジックによる現代マーケティング理論: 消費プロセスにおける価値共創へのノルディック学派アプローチ作者: クリスチ…

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